夏の着物 お直し

  • 2014/07/14(月) 10:14:28

盛夏の着物、お直しです。

ご親族のお着物を譲り受けたそうで
袂(たもと)の長い、身丈の短いお着物、5着。


昔の袂の長さと、現代の袂の長さ、標準寸法の比較。




この長さの違い、どういうことかな~、と思っているのですが、先生に聞いてみたこともなく、理由を知らないままです。

たぶん、食事の時に汚れにくい寸法なのではないかな、と思うのですが。


昭和の時代、後半では標準寸法よりも袂が短くなりました。
羽織の丈もぐっと短くなった時代と同時期かな?

生活のスピードの変化、食事では箱膳、卓袱台、ダイニングテーブルへと、台の高さの変化がありましたので、そこに合わせて袂丈が変化したのかな、なんて考えています。


今は、長めの好きな方は長めに、大抵は標準寸法で仕立てられていると思います。
短くする方はいないんじゃないかな~、日常的に着られる方の中には、短めの方もいらっしゃるかしら?



私の修行中、夏物の生地は絽と紗くらいしかなく、洗い張りで明石縮を触ったくらいなので、夏物の生地をよく知りません。
『美しいきもの』の付録に一覧が載っていたのですが、写真を見るだけでは、わからないんですよね。


今回は単衣と薄物で5着、5種の生地を見て、触って、とても勉強になりました。






この着物、背中だけが虫喰されていました。
帯に隠れると思うので、擦れなども考慮して表から生地をあてました。

また、経は色糸、緯は黒で織られた生地なので、裏から生地をあてても目立ってしまうのでした。



昭和中期あたりの着物のように思いますが、綺麗に保存されて今また着ることができる、ということに感動します。

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